「国府宮はだか祭」来年の神事に初めて女性が参加へ 愛知

東京, 11月08日, /AJMEDIA/

下帯姿の男たちが激しくぶつかりあう愛知県稲沢市の伝統の祭り「国府宮はだか祭」の来年の神事に、初めて女性が参加する見通しとなりました。

このはだか祭は、稲沢市の国府宮神社に1200年以上前から伝わる厄よけの神事です。

今回、女性が参加する見通しとなったのは「儺追笹(なおいざさ)奉納」と呼ばれる神事で大勢の裸の男たちがぶつかりあう「もみあい」の前に、布で包まれたささを担いだ男たちが勢いよく境内に駆け込み、ささを奉納するものです。

神社としてはこれまでこの神事に女性が参加することを禁じてはいませんでしたが、裸で参加することが慣例となっていたことから、事実上、女性は参加できませんでした。

それが、コロナ禍を機に服を着た状態で参加する男性が増えたことから、ことし9月ごろ地元の女性団体から神社に対し、参加を希望する申し出があったということです。

神社は、次回・来年2月の神事に女性が参加することを了承し、6日、稲沢市や警察、消防などの関係機関でつくる「国府宮はだか祭連絡会」の会合で報告したということです。

国府宮神社の片山貢 禰宜はNHKの取材に対し「男女の区別のない今の時代なので、希望する女性がいるのであれば、危険を伴わない形で参加していただきたい」と話していました。

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