「神戸ブギ」を演奏 音楽家 服部良一さんの幻の作品 大阪

東京, 02月26日 /AJMEDIA/

昭和を代表する音楽家、服部良一さんの幻の作品とされてきて、去年、遺品の中から楽譜が見つかった「神戸ブギ」を披露する演奏会が大阪市で開かれました。

「神戸ブギ」は、大ヒットした「東京ブギウギ」など数々の名曲で知られる、昭和を代表する音楽家、服部良一さんが1946年に作った曲で、音源が残っていないことから幻の作品とされてきましたが、去年、服部さんの遺品の中から楽譜が見つかりました。

25日、大阪市の大阪大学中之島芸術センターで「神戸ブギ」を披露する演奏会が開かれ、およそ70人の観客が集まりました。

「神戸ブギ」は「港」や「元町」といった神戸ならではの歌詞が、当時の流行歌風のメロディーで歌われつつも、ブギの特徴的なリズムも取り入れられていて、リズミカルな曲となっています。

大阪市の30代の女性は「かなり昔に作られた曲ですが、新鮮な印象で聞くことができて楽しかったです」と話していました。

演奏会を企画し、大衆音楽を研究している大阪大学大学院の輪島裕介教授は「『神戸ブギ』は『東京ブギウギ』より前に生まれた曲で、服部さんのブギという音楽への向き合い方や思いが伝わってくる曲だと感じます。これからも皆さんにこの曲を楽しんでいただきたいです」と話していました。

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