年末恒例 顔見世興行前に看板掲げる「まねき上げ」 京都 南座

東京, 11月26日, /AJMEDIA/

京都の南座で年末恒例の顔見世興行を前に、出演する歌舞伎俳優などの名前が書かれた看板を掲げる「まねき上げ」が行われました。

京都市東山区にある南座の顔見世興行は、江戸時代から続く年の瀬恒例の催しで、ことしは、市川海老蔵改め十三代目市川團十郎さんの襲名披露公演にもなっています。

顔見世興行を前に、26日朝、團十郎さんと長女の四代目市川ぼたんさん、それに長男の八代目市川新之助さんが南座の近くにある八坂神社をそろって訪れ、舞台の成功を祈願しました。

このあと南座で、出演する歌舞伎俳優などの名前が書かれた看板およそ70枚を劇場の正面に掲げる「まねき上げ」が行われ、作業員が足場に登って、最後の1枚として團十郎さんの看板を設置しました。

看板は長さおよそ1メートル80センチ、幅およそ30センチで、太く丸みを帯びた「勘亭流」という独特の書体が使われていて、集まったファンなどが写真に収めていました。
團十郎さんは「今回の顔見世は歌舞伎界にとっても華やかな興行なので、家族や友人を連れて見に来てもらえれば」と話していました。

南座の顔見世興行は12月1日から24日まで行われます。

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