SF作家 豊田有恒さん死去 「鉄腕アトム」の脚本家としても活躍

東京, 12月06日, /AJMEDIA/

日本を代表するSF作家の1人で、テレビアニメ「鉄腕アトム」などの脚本家としても活躍した豊田有恒さんが、先月28日、食道がんのため東京都内の自宅で亡くなりました。85歳でした。

豊田有恒さんは前橋市生まれで、大学在学中の1961年、「時間砲」で第1回空想科学小説コンテストに入賞し、そのよくとし、「火星で最後の……」でSF作家としてデビューしました。

その後、モンゴル帝国の支配が続く架空の世界を描いたSF小説「モンゴルの残光」や神話の時代を舞台にした「火の国のヤマトタケル」などの作品で人気を博したほか、歴史小説や社会評論など幅広い分野で活躍しました。

また、アニメの脚本家として「エイトマン」や「鉄腕アトム」などの人気作品を手がけたほか、「宇宙戦艦ヤマト」の原案にも携わりました。

2000年からは島根県立大学の総合政策学部で教授を務め、「文章表現論」や「日本文化論」の授業を担当していました。

家族によりますと豊田さんは、先月28日、食道がんのため東京都内の自宅で85歳で亡くなりました。

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