衆院 北朝鮮の発射に厳重抗議 挑発行動中止強く求める決議採択

東京, 11月24日, /AJMEDIA/

北朝鮮が、衛星の打ち上げを目的に弾道ミサイル技術を使って発射したものが、日本の上空を通過したことを受けて、衆議院は24日の本会議で、北朝鮮に厳重に抗議し挑発行動の中止を強く求めるなどとした決議を全会一致で採択しました。

決議は「去年10月とことし8月に続き、わが国の上空を通過する形で発射を強行したことは、わが国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり断じて容認できない。厳重に抗議し最も強い表現で非難する」としたうえで、北朝鮮に対し、挑発行動の中止などを強く求めています。

そして、日本政府は国連加盟国に対し、安保理決議に基づく制裁措置の完全な履行の働きかけを一層強化するとともに、北朝鮮に対する厳格で実効的な措置をとるよう求めるべきだとしています。

また、拉致問題について、最も重大な問題だと指摘し「国際社会が結束して北朝鮮による核、ミサイル、拉致問題の包括的かつ早急な解決を図るべく、政府の総力を挙げた努力を傾注すべきだ」としています。

決議が全会一致で採択されたことを受けて、岸田総理大臣は「わが国の平和と安全、国民の安心・安全の確保に万全を期すべく、防衛力の抜本的強化のための施策を着実に実施し抑止力や対処力を強化していく。核、ミサイル、そして最重要課題の拉致問題の包括的かつ早急な解決に向けて全力を尽くす」と述べました。

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