休戦案受け入れ「可能性低い」 近く正式回答―ハマス

東京, 04月28日 /AJMEDIA/

パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとの戦闘を巡り、イスラム組織ハマスの関係者は、イスラエル側が示した休戦案について、受け入れる可能性は低いとの見方を示した。レバノンのメディアが27日報じた。ハマスは、イスラエル側の条件について検討中で、近く正式に回答するとみられているが、合意に達するか先行きは見通せない。

 関係者は示された案に関し「イスラエルの姿勢に根本的な変化が見られない」と指摘。イスラエル軍のガザ撤退や完全な停戦について「明確な回答」がないと説明した。

 イスラエルのメディアは27日、ハマスに提示した休戦案について、ガザで拘束が続く女性や子供ら33人の解放後、第2段階として、さらなる人質の引き渡しを条件に、停戦について検討することが盛り込まれていると伝えた。ただ、イスラエル当局者は「停戦やイスラエル軍の撤退などハマスの要求に合意したわけではない」と述べた。

 また、ロイター通信によると、イスラエルのカッツ外相は27日、地元メディアに対し、「人質の解放は最重要項目だ」と強調。休戦案に合意すれば、ガザ最南部ラファへの地上侵攻を先送りする考えを示した。

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