西郷隆盛の末っ子の肖像写真見つかる 隆盛の子孫の家で 福岡

東京, 03月19日 /AJMEDIA/

西郷隆盛の4人の息子のうち、末っ子の酉三の肖像写真が福岡県に住む隆盛の子孫の家に残されていたことがわかりました。酉三の写真が見つかったのは初めてとみられています。

写真は福岡県に住む西郷隆盛の子孫の家に所蔵されていたものを歴史研究家の原田良子さんが分析し、発表しました。

西郷隆盛は生涯、3人の妻との間に息子4人と娘1人をもうけていますが、新たに確認された写真には3人目の妻の糸子との間にもうけた3人の息子のうち、末っ子の酉三が映っています。前列右側で机に肘をかけて座っている男性が酉三です。

左側に座るひげを生やした男性は、隆盛が奄美大島にいたときの2人目の妻・愛加那との間に生まれた長男、菊次郎です。

写真の裏には酉三の直筆とみられる署名があり、明治25年、酉三が20歳の時、士官学校に進むための東京の私立学校に在籍していた時のものとみられるということです。

酉三はその後、学校を退学し、北海道鉄道東京支社に勤務しましたが、明治36年、31歳の時、結核のため亡くなったということです。

酉三の写真が見つかったのは初めてとみられ、原田さんは「これで4人の息子全員の顔が写真で確認され、経歴をあまり知られていなかった酉三が士官学校を目指していたことがわかった意味は大きい」と話しています。

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