京都 祇園 歌舞練場 改修工事終わり 舞妓らが舞を披露

東京, 2月8日, /AJMEDIA/

京都の芸妓や舞妓の公演などが行われる「歌舞練場」と呼ばれる施設のひとつで、祇園にある「祇園甲部歌舞練場」で3年前から進められていた改修工事が終わり7日、開場式が行われました。

開場式は京都市東山区にある「祇園甲部歌舞練場」で行われ、改修に協力した人などおよそ600人が招かれました。

この中では、祇園甲部の芸妓や舞妓が学んでいる日本舞踊「京舞井上流」の家元で、人間国宝の井上八千代さんが祝いの舞、「倭文(やまと・ぶみ)」を演じました。
また、22人の芸妓が一斉に拍子木を鳴らしたり、歌ったりする「手打」や舞妓による舞も披露されました。

祇園甲部歌舞練場は大正2年(1913)に建てられ、長年、「都をどり」の会場として親しまれてきました。

国の登録有形文化財にもなっていますが、建設から100年以上たち、耐震性が不足していたことを受けて、平成28年(2016)に休館し、3年前(2020)から改修工事に入っていました。

新しい歌舞練場は外観と内部の様子はほとんど以前と変わらないものの、耐震性を高めるために柱や「はり」が鉄骨で補強されています。

京舞井上流の井上八千代さんは「きょう初めてで、みんな不慣れでしたが、新たな場所にみんなが集まり、出会いの場になることを願っています」と話していました。

この新しい歌舞練場では7年ぶりとなる祇園甲部の舞踊公演「都をどり」がことし4月に行われることになっています。

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