ベルリン国際映画祭「すずめの戸締まり」金熊賞なるか

東京, 2月25日, /AJMEDIA/

世界3大映画祭の1つ、ドイツのベルリン国際映画祭は25日、最高賞に当たる「金熊賞」などの審査結果が発表されます。「金熊賞」を競うコンペティション部門には、新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」がノミネートされていて、結果が注目されます。

「すずめの戸締まり」は、幼いころ震災を経験した女子高校生、鈴芽が災いの元となる“扉”を閉じるため日本各地を巡りながら冒険を繰り広げるロードムービーです。

新海監督は23日、ベルリンで鈴芽の声を演じた俳優の原菜乃華さんらと会見し「金熊賞をとれるかどうか自信はないが、今回僕たちがこの場所に来たことが、皆さんに日本で12年前に起きた東日本大震災がいまだに日本人の心の中に残り、まだ心も土地も復興していないということを知っていただける貴重な機会になると思う」と述べました。

23日には映画祭で初めて上映され、新海監督らがレッドカーペットでファンとの記念撮影に応じていました。

ベルリン国際映画祭で日本のアニメ映画がコンペティション部門にノミネートされるのは2002年に「金熊賞」を受賞した宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来21年ぶりです。

審査結果は、25日夜、日本時間の26日未明から発表され、各賞の行方が注目されます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts