ピカソの代表作「ゲルニカ」8K撮影の実物大で上映 東京 新宿

東京, 8月18日, /AJMEDIA/

20世紀を代表する画家、ピカソの代表作「ゲルニカ」をNHKの8K技術を使って超高精細に撮影した映像をほぼ実物大で上映する催しが16日から東京都内で始まり、迫力の映像が公開されました。

「ゲルニカ」は1937年、画家パブロ・ピカソがスペイン内戦中にドイツ空軍によって無差別爆撃を受けた町、ゲルニカの惨状を知り描いた作品で、縦およそ350センチ、横およそ780センチの大作です。

スペインにあるこの「ゲルニカ」の実物をNHKの8K技術を使った超高精細カメラで撮影し、325インチの大型モニターにほぼ実物大で上映する催しが16日から東京 新宿区で始まりました。

映し出された「ゲルニカ」の映像は、人や馬が逃げ惑う姿や赤ん坊を抱いて天を仰ぐ女性などピカソの筆致まで鮮明に見ることができ、実物大ならではの迫力を体験できます。

撮影に協力した美術史家で、早稲田大学の大高保二郎 名誉教授は「高画質かつ実寸大で見られることで、図鑑などでは分からない描き直しの跡にも気付くことができる。悲しいとか怖いとか感じ方は人それぞれなので、まずは絵と向き合ってほしい」と話していました。

この「ゲルニカ」の上映は、東京 新宿区の東京オペラシティタワー4階、「ICC=NTTインターコミュニケーション・センター」で今月28日まで開かれています。

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