ビートルズ 最後の曲「ナウ・アンド・ゼン」AIで完成させ公開

東京, 11月03日, /AJMEDIA/

未完成となっていたビートルズの最後の曲がAI=人工知能を使って完成し、お披露目のイベントがイギリスのリバプールで開かれました。

2日に公開されたのは、ビートルズのジョン・レノンさんが亡くなる2年前の1978年に作曲した「ナウ・アンド・ゼン」です。

レノンさんが亡くなる前に自宅でカセットテープに録音した雑音まじりの音源からAIを利用してレノンさんの声だけを取り出し、メンバーだったポール・マッカートニーさんたちが完成させたということです。

2日、イギリス中部のリバプールにある「ビートルズ博物館」では特設の会場が設けられ、往年のファンたちおよそ70人が集まってお披露目のイベントが開かれました。

イベントでは世界で同時に曲が公開される時間に合わせてカウントダウンを行い、スピーカーから音楽が流れ始めると、中にはそっと涙を拭う人の姿も見られました。

ファン歴が50年だという女性は「本当に素敵で感慨深い。悲しい曲だがとてもよい曲で、AIを使うというのはとても賢いやり方だと思う。生身のジョン・レノンがいるように感じた」と話していました。

ビートルズ博物館のオーナーのローグ・ベストさんは「ビートルズが、何かを発表するとは誰も思っていなかった。曲からは本物のジョン・レノンがいるように感じた。とてもすばらしかった」と話していました。

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