ジョージアで旧ソビエト時代に作られた貴重な映画 東京で上映

東京, 1月30日, /AJMEDIA/

旧ソビエト時代のジョージアで制作された貴重な作品などを上映する「ジョージア映画祭」が東京都内で始まりました。

「ジョージア映画祭」は世界の名作映画を長年にわたり日本に紹介し、ことし7月に閉館が予定される、東京 神保町の岩波ホールで29日から始まりました。

29日は上映に先立ち、ジョージアのティムラズ・レジャバ大使が「わが国は困難な国際情勢に置かれてきたが、そのような土壌で培った誇れる文化もある。映画はわが国の精神を伝える大事な文化だ」とあいさつしました。

映画祭では、ヒット曲「百万本のバラ」の歌詞のモチーフとなった、ジョージアを代表する画家、ニコ・ピロスマニの半生を描いた映画など、旧ソビエト時代のものを中心に35本が上映される予定です。

観客の女性は「ジョージアの映画には欧米の映画にはない魅力があります。期間中にすべての作品を見たいです」と話していました。

映画祭を企画した画家のはらだたけひでさんによりますと、旧ソビエト時代のジョージア映画のフィルムは多くは所在が確認できなかったり劣化したりして、上映できるものはわずかだということで、はらださんは「旧ソビエト時代は表現の制約があったが、作品には民族の誇りや自由への思いが込められている。1本でも多く知ってほしい」と話していました。

映画祭は、来月25日まで開かれます。

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