キンプリ&Snow Manに色めき立つ客席、KinKiは柔らかな空気…ジャニーズ年末年始公演

東京, 2月1日, /AJMEDIA/

 年末年始、ジャニーズ事務所所属アーティストによる東京ドーム公演が約2年ぶりに有観客で開かれた。現在より新規感染者数が少なかった時期とはいえ、コロナ下でのライブ。歓声を必死にこらえて拍手を送るファン、その思いを受け止め、熱いステージを繰り広げた出演者――。各公演を振り返る。

 年末年始、ジャニーズ事務所所属アーティストによる東京ドーム公演が約2年ぶりに有観客で開かれた。現在より新規感染者数が少なかった時期とはいえ、コロナ下でのライブ。歓声を必死にこらえて拍手を送るファン、その思いを受け止め、熱いステージを繰り広げた出演者――。各公演を振り返る。(文化部 池内亜希)

松本潤演出、想像上回るきらめき…12月30日
 13の人気グループが出演した「ジャニーズフェスティバル」が行われた。松本潤が総合演出を担い、ジャニーズの力が結集した公演となった。

 三つのエリアからなる前方ステージやアリーナ後方の舞台、ステージごと動く装置などを駆使。Kis‐My‐Ft2がローラースケートをつけて「SHE!HER!HER!」を踊り、デビューしたばかりのなにわ男子が初々しく「初心LOVE(うぶらぶ)」を歌うなど、各グループがヒット曲を息つく間もなく披露する。力強い歌声、乱れのないダンス、それを美しく彩る映像、演出に合わせて光るペンライト……。想像を上回るきらめきがドーム全体を包み込み、圧倒されてしまう。

 渋いかっこよさのKAT‐TUNとSixTONES、明るくポップな関ジャニ∞とジャニーズWESTといった具合に、なるほどという組み合わせでのパフォーマンスが見ものだった。King & PrinceとSnow Manによる「君の彼氏になりたい。」では客席が色めき立った。後半、KinKi Kidsの登場でグッと締まる。各グループから数人ずつ参加した「愛のかたまり」、そして全グループでの「smile」と、フィナーレへの流れはジャニーズの結束力を示すようだった。

出演100人、お祭りのようなカウントダウン…12月31日
 2年ぶりの「ジャニーズカウントダウン」。ジャニーズJr.も顔を並べ、出演は約100人。「チャンカパーナ」や「Venus」などの人気曲をオリジナルとは違うグループが歌うメドレーは、ばたばたとした印象を残しながらも、ワイワイ楽しく進行する独特の雰囲気。お祭りのようであり、会場は盛り上がった。ファンらの投票をもとに組まれた一夜限りのユニットでは、若手の活躍が目立ち、層の厚さを感じさせた。

光一「我々についてきて」、剛「愛のある1年に」…1月1日
 デビュー25周年を迎えるKinKiの東京ドーム59回目の公演。ピアノと2人の歌声だけという形を基本として進行した。軽く椅子に腰掛け、「スワンソング」「雪白の月」などをしっとりと歌い、曲間に軽妙なトークを挟む。気負いのないシンプルさ。堂本光一は「急きょ決まった公演なので」、堂本剛は「間違えたらやり直したらいいです」と話していたが、積み重ねた経験があるから、充実したライブが出来るのだろう。終始、会場は柔らかな空気に包まれていた。

 終盤、「Anniversary」で、突如、オーケストラが登場。壮大なサウンドと2人の声が溶け合い、華やかな雰囲気に。「25周年も、その先も我々についてきてほしい」(光一)、「愛のある1年に。一緒に歩いて行きましょう」(剛)。四半世紀を目前に、自信と実力がにじんでいた。

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