「遺伝子細胞治療」専門技術や知識持つ医師の認定制度創設へ

東京, 8月1日, /AJMEDIA/

遺伝子を使って病気を治療する「遺伝子細胞治療」が今後広がると見込まれることから、日本遺伝子細胞治療学会は、専門的な技術や知識を持つ医師を学会として認定する制度を新たに設ける方針を決めました。

「遺伝子細胞治療」は、遺伝子自体を使ったり、特殊な遺伝子を組み込んだ細胞を使ったりして病気を治療する技術で、これまで治療が難しかった難病の治療法としてすでに実用化されるなど、世界中で研究・開発が進められています。

これについて専門の研究者や医師などで作る日本遺伝子細胞治療学会は、今後国内でも普及が見込まれるとして、この治療についての専門的な技術や知識を持つ医師を学会として認定する新たな制度を設ける方針を決めました。

具体的な認定の条件は今後検討するということですが、十分に治療の経験があることや、関連する法律や規制などについて十分な知識があることなど、質の高い治療が受けられることを学会として確認する方針だということです。

学会では来年度には正式に制度を始めたいとしています。

日本遺伝子細胞治療学会は「今後、遺伝子細胞治療が普及する中で、認定制度を作ることで国民が安心して質の高い治療を受けられる体制を整えたい」としています。

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