月面着陸の民間一番乗り「ノバC」、米国勢はアポロ以来半世紀ぶり…NASA長官「月へ戻ってきた」

東京, 02月25日 /AJMEDIA/

米宇宙企業インテュイティブ・マシンズの無人月着陸船「ノバC」は22日午後6時23分(日本時間23日午前8時23分)、月の南極域に着陸した。民間企業による月面着陸の成功は世界初で、米国勢としては、1972年に終了した米航空宇宙局(NASA)のアポロ計画以来、約半世紀ぶり。

 有人宇宙船・アポロ17号以来となる今回の着陸について、NASAのビル・ネルソン長官は「米国は月へ戻ってきた」とコメントした。月面着陸には過去、旧ソ連、米国、中国、インド、日本の5か国が成功したが、全て政府機関の計画だった。

 政府系以外では、2019年にイスラエルの民間団体、昨年4月に日本の宇宙新興企業アイスペースが挑んだが、いずれも失敗した。今年1月には、米宇宙企業アストロボティックの着陸船が打ち上げ後に燃料漏れを起こし、着陸を断念した。

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