「H3」ロケット2号機 来月の打ち上げ前に搭載衛星など公開

東京, 01月24 /AJMEDIA/

去年、初号機が打ち上げに失敗した日本の新たな主力ロケット「H3」の2号機が来月打ち上げられるのを前に、ロケットに搭載される衛星などが23日、鹿児島県の種子島宇宙センターで報道陣に公開されました。

23日の公開は「H3」に搭載する衛星の整備などを行うために新たに運用が始まった組み立て棟の内部で行われました。

2号機には「VEP-4」と呼ばれる初号機に搭載した衛星と重さや重心が同じ高さおよそ4メートル、重さおよそ2.6トンの構造物が搭載され、ロケットの姿勢の制御や衛星を分離する機構が計画どおり機能するかどうかを確認することになっています。

このほか、災害時の観測などに活用できる小型光学衛星と、赤外線センサーを備えた小型の人工衛星の2機も搭載されます。

またロケット最上部の衛星を覆う「フェアリング」と呼ばれるカバーには、打ち上げ成功を願って全国から寄せられた3000近くの応援メッセージが記されています。

JAXA=宇宙航空研究開発機構の岡田匡史プロジェクトマネージャは「失敗からなんとか挽回したいという思いでここまでやってきました。力を合わせて打ち上げを成功させたい」と話していました。

「H3」の2号機は、来月15日の午前9時22分に打ち上げられる予定です。

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