コロナ禍の教訓は 新たな感染症にどう備える 専門家フォーラム

東京, 01月28 /AJMEDIA/

東京都のコロナ対策に助言や提言を行っている「東京iCDC」の専門家が、この4年間の教訓について話し合うフォーラムが開かれ、新たな感染症への備えについて意見を交わしました。

「東京iCDC」は、都の感染症対策の司令塔として、2020年に設置され、医師や研究者などで構成する専門家ボードの9つのチームが、医療提供体制や感染制御などの分野ごとに調査研究や提言などを行っています。

フォーラムは、新型コロナの感染者が都内で初めて確認されてから、今月で4年となったのを機に開かれ、専門家ボードのメンバーが、それぞれの立場からコロナ禍の取り組みや課題などについて意見を交わしました。

専門家からは「当初考えた以上のスピードで感染が広がり、対策が後手に回った」とか「検査の精度が低かった」といった課題が指摘されました。

東京iCDCでは、この4年間の取り組みを教訓に、次の新たな感染症への備えに生かすことが重要だとして、今後さらに検証を進めていく方針です。

東京iCDCの賀来満夫所長は「この4年間の課題をきちんと評価し、次のステップにむけて継続して取り組んでいきたい」と話していました。

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