NASA「アルテミス計画」ロケット打ち上げ 早くても来月以降に

東京, 9月28日, /AJMEDIA/

宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」で、NASA=アメリカ航空宇宙局は、打ち上げの延期が続いていた大型ロケットをいったん、発射台から組み立て棟に戻し、打ち上げは早くても来月以降にずれ込むことになりました。

NASAは、日本やヨーロッパも参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」の第1段階として、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから無人の宇宙船「オリオン」を搭載した大型ロケット「SLS」=「スペース・ローンチ・システム」を打ち上げる予定です。

このロケットについて、NASAは27日、ハリケーンが接近していることから、いったん発射台から組み立て棟に戻しました。

ロケットは元々、先月に打ち上げられる予定でしたが、エンジンに不具合が見つかるなどしてカウントダウンの途中で2回延期になり、NASAは不具合のあった場所の部品を交換するなど対策を行って、次の打ち上げに向けた準備を進めていました。

NASAはハリケーンが通過したあと、改めて日程を調整するとしていて、打ち上げは早くて来月中旬以降にずれ込む見通しです。

アルテミス計画では、2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指しています。

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