2月打ち上げの主力ロケット「H3」2号機 “必ず成功させたい”

東京, 01月11日, /AJMEDIA/

去年、初号機打ち上げに失敗した日本の新たな主力ロケット「H3」の2号機が来月打ち上げられるのを前に、JAXA=宇宙航空研究開発機構は10日、会見を開き、「挽回したい思いでチームで取り組んできた。必ず成功させたい」と意気込みを語りました。

新たな主力ロケット「H3」は日本の宇宙開発の切り札として、JAXAや三菱重工業が開発してきたもので、去年3月の初号機の打ち上げでは2段目のエンジンが着火せず、失敗しました。

JAXAは原因を究明し、対策を講じたうえで、先月、2号機の打ち上げを来月15日に鹿児島県の種子島宇宙センターから行うと発表し、10日、都内で会見を開きました。

会見では、2号機には初号機に搭載した衛星と重さや重心が同じ構造物を搭載し、ロケットの姿勢の制御や衛星を分離する機構が計画どおり機能するかどうかを確認することなどが説明されました。

作業は順調に進んでいて、今後、失敗を受けて対策を講じた部品の一部を機体に搭載して機能を確認するなど、打ち上げに向けた準備作業を本格的に進めていく予定だということです。

JAXAの岡田匡史プロジェクトマネージャは「何とか挽回したい思いでチームで取り組んできた。失敗した日を登山口に例えると今は9合目にあたる。打ち上げに向けてメンバーそれぞれが役割を全うし、必ず成功させたい」と意気込みを語りました。

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