“感染症や気候変動 各国で協力を” 科学技術の国際会議 京都

東京, 10月3日, /AJMEDIA/

科学技術の発展について各国の研究者や政府関係者などが意見を交わす国際会議が京都市で始まり、新型コロナなどの感染症の流行や気候変動といった課題を解決するため、各国で協力して技術革新に取り組むべきだという意見が相次ぎました。

毎年、京都で開かれている「STSフォーラム」は、ことしは3年ぶりに対面で開かれ、83の国と地域などから研究者や政府関係者、それに企業経営者などおよそ1000人が招かれました。

2日は京都市左京区の国立京都国際会館で開会式が開かれました。

出席者からは、直面する世界的な課題として、気候変動のほか新型コロナの感染拡大など感染症の流行が指摘され、課題の解決に技術革新が有効だとして、各国が協力して取り組むべきだという意見が相次ぎました。

このあと、ノーベル経済学賞を受賞したアメリカの経済学者、スティグリッツ氏が講演し、「技術の発展で新型コロナのワクチンは早くできあがったが、新興国に技術の情報が共有されず、ワクチンが行き渡らなかった。世界的な流行が相次ぎ、経済にも深刻な影響が生じた」と話し、新興国も支えるルールや枠組みの必要性を指摘していました。

国際会議は4日までで、「気候変動」や「パンデミックへの備え」などをテーマに意見が交わされます。

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