女川原発2号機の再稼働 数か月程度延期を発表 東北電力

東京, 01月12日, /AJMEDIA/

東北電力はことし5月ごろに予定していた宮城県の女川原子力発電所2号機の再稼働について、現在行っている安全対策工事の量が増えたことから、予定より数か月程度遅れると発表しました。

女川原発2号機では2020年に再稼働の前提となる審査に合格したあと、安全対策工事を進めていて、現在はケーブルを入れる管を燃えにくい素材で覆う工事などを行っています。

東北電力の発表によりますと、工事が進めている中でケーブルの配置を変更する必要が生じたことから、工事が必要な場所が当初の予定より10か所増え、工事の完了時期が予定していた来月から数か月程度遅れる見込みになったということです。

これに伴って、再稼働の時期も、予定していたことし5月ごろから数か月程度遅れるとしています。

女川原発2号機の再稼働の時期をめぐっては去年9月、火災対策の工事への対応を理由に、ことし2月から5月ごろに延期されたばかりでした。

東北電力の青木宏昭原子力部長は記者会見で、「地元の心情を考えると、たび重なる延期を非常に重く受け止めている。再稼働の詳しい時期は工事の精査が終わりしだい、速やかにお知らせできるようにしたい」と述べました。

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