大阪・関西万博 自前で建設のパビリオン シンガポールが初着工

東京, 01月11日, /AJMEDIA/

大阪・関西万博の開幕が来年春に迫る中、海外の国が自前で建設するタイプのパビリオンとして初めて、シンガポールが10日、工事に着手しました。ただ、依然として半数近くの国は建設会社が決まっていない状況で、実施主体の博覧会協会などが調整を急いでいます。

大阪・関西万博には160の国と地域が参加し、このうち、およそ60か国がパビリオンを自前で建設する「タイプA」と呼ばれる方式で出展する意向を示していますが、資材の高騰などを背景に準備の遅れが表面化しています。

こうした中、10日、「タイプA」の国として初めてシンガポールが建設工事に着手し、担当者らおよそ10人が基礎工事のための測量などを行いました。

今後、重機などを投入して工事を本格化させていくということです。

パビリオンの着工には大阪市からの建設許可や民間の検査機関の確認が必要になりますが、大阪市によりますと
▽アイルランドが着工に必要な手続きをすべて終えたほか
▽イタリアやベルギーなど11か国は、市からの許可を得ているということで
こうした国も順次、工事を始めるものとみられます。

ただ、9日時点で、まだ半数近くの国は建設会社が決まっておらず、博覧会協会などは来年春の開幕に間に合うよう調整を急いでいます。

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