東京, 8月21日, /AJMEDIA/
NASA=アメリカ航空宇宙局は、2025年に宇宙飛行士の月面着陸を目指す月探査計画「アルテミス計画」で、着陸の候補地13か所を発表しました。
候補地となる月の南極付近は氷の存在の可能性が指摘されていて、将来、飲み水や燃料として利用できるか探る計画です。
NASAは、日本やヨーロッパも参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」で、2025年を目標に、アポロ計画の1972年以来となる宇宙飛行士による月面着陸を実現しようとしています。
これについてNASAは19日、宇宙飛行士が着陸を目指す月面の候補地を発表しました。
候補地は月の南極付近の13か所で、地球と通信ができることなど、年間を通して安全に着陸できることを考慮して決めたということです。
月の南極付近には太陽の光が当たらない特殊な場所があり、そこに水が氷の状態で存在している可能性が指摘されています。
宇宙飛行士は着陸後、月の表面や内部を調べ、氷の存在とともに将来、飲み水や燃料として利用できるか探る計画です。
「アルテミス計画」では第1段階として今月29日、大型ロケットを使って宇宙船「オリオン」を無人の状態で打ち上げ、月までの試験飛行を行う予定です。
その後、第2段階として宇宙飛行士を乗せた宇宙船で月を周回させたうえで、2025年を目標に第3段階で宇宙飛行士の月面着陸を目指すことにしています。