若田さんの国際宇宙ステーションでのミッション発表 JAXA

東京, 9月9日, /AJMEDIA/

来月から国際宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士 若田光一さん(59)のミッションについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構が発表。
月や火星の探査を見据えた実験やデータ収集などに挑戦することになりました。

JAXAは8日オンラインで会見を開き、宇宙飛行士の若田光一さんが来月から半年間滞在する国際宇宙ステーションで行う10のミッションについて発表しました。

初めてチャレンジするのが、地球上で車の潤滑剤などに使う液体が、宇宙でも使えるかを調べる実験です。

月や火星を調べるうえで活用が想定される「探査車」の基本設計などに生かすのが目的で、重力を変えられる装置がある日本の実験棟「きぼう」で行う予定です。

加えて、無重力状態での微生物の成長のしかたや神経伝達物質「ドーパミン」の変化のほか、密閉空間で酸素濃度など条件を変えながらさまざまな材料の燃え方を調べ、今後の宇宙探査に役立てたい考えです。

若田さんの宇宙飛行は日本人最多となる5回目で、初の打ち上げとなるアメリカとロシアの宇宙飛行士とともに民間宇宙船「クルードラゴン」の5号機に搭乗し、日本時間の来月4日未明に打ち上げられる予定です。

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