友人などと一緒に笑う高齢者 要介護リスク低くなる 東北大など

東京, 5月07日, /AJMEDIA/

友人などと一緒に笑う高齢者は、テレビなどを見ながら1人で笑う高齢者に比べて、介護が必要になるリスクが低くなることが、東北大学などの研究で分かりました。

東北大学の竹内研時准教授などの研究グループは、介護を受けていない高齢者1万2000人余りをおよそ6年間追跡し、笑いが起きる状況と、その後の介護の必要性との関連について分析しました。

その結果、友人や夫婦で話している時や、子どもや孫と接している時など「誰かと交流している時に笑う人」は、テレビや漫画を見たり落語や芝居などを見に行ったりした時など「1人でいる時のみ笑う」人に比べて、介護が必要になるリスクが、およそ25%低くなることが分かりました。

特に一緒に笑う人に「友人」が含まれる場合にその傾向が強く「1人でいる時のみ笑う」人に比べて、およそ30%介護が必要になるリスクが低かったということです。
竹内准教授は「友人関係やつながりを持つことが、高齢者にとって大事なことを証明している。日常生活の中で自然と他者と笑い合えるような環境づくりができればいいし、コロナ禍で外に出づらい人などは、電話でもいいので友人と連絡を取って笑う機会を作ってほしい」と話しています。

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