将棋 渡辺明二冠が「名人戦」タイトル防衛 3連覇

東京, 5月30日, /AJMEDIA/

将棋の八大タイトルの1つ「名人戦」で渡辺明二冠(38)が挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)を4勝1敗で破り、タイトルを守りました。

「名人戦」は七番勝負で行われ、渡辺二冠がここまで3勝1敗として、タイトル防衛にあと1勝と迫っていました。

第5局は28日、岡山県倉敷市で始まり、2日目の29日昼までに56手と、互いに時間を使いながら出方をうかがうゆっくりとした展開でしたが、終盤にかけて徐々に攻め合いが激しくなっていきました。

そして、午後8時すぎ、97手までで渡辺二冠が斎藤八段を投了に追い込み、4勝1敗でタイトルを防衛。

渡辺二冠は「名人戦」を初めて制した2020年以降、3連覇を果たしました。

対局後、渡辺二冠は「長い戦いが終わってほっとしている。名人戦は長丁場なので、目の前の1局に目を向け、先のことを考えずに指した。結果が出せてよかった」と話していました。
渡辺二冠「1年間やってきたことが出せた」
将棋の八大タイトルの1つ、「名人戦」を制した渡辺明 二冠(38)が対局後の会見に臨み、「名人戦は大崩れせずにまとめることができたのが勝因で、1年間やってきたことが出せたと感じている」と振り返りました。

その上で「若い人と対局すると、序盤の戦術などで自分の将棋の古さを感じることが多く、課題や立ち位置が見えてくる。年齢も38になり、対局で得たものからどう改善し若い人にどう対抗していくか、考えていきたい」と今後の抱負を語りました。

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