松本、スミスの快投に刺激 七回1死まで無安打―プロ野球・西武

東京, 4月21日, /AJMEDIA

 七回1死まで無安打。だが、西武先発の松本は全く意識していなかったという。無心に腕を振り、「自分がゼロで抑えることだけを考えていた」。打線の援護が遅く、3勝目はならなかったが、チームの2試合連続零封勝ちに貢献する好投だった。
 前日に新外国人のスミスが七回まで無安打の快投を見せ、松本も刺激を受けたか。最初から全開で投げる姿に、辻監督は「自分もしっかりいかなきゃという気持ちが強かったと思う」とみた。いつも課題の立ち上がりを切り抜けると、すいすいとアウトを積み重ねた。
 打たせて取る投球が持ち味。それを支えるのが直球だ。球速は150キロに届かないが伸びがあり、自信を持っている。キャンプから腕のテークバックの改良を重ね、制球が向上した。この日は高めの直球で打者の振り遅れを誘い、カーブを交ぜて緩急を有効に使った。
 日体大からドラフト1位で2019年に入団。3年目の昨季、自身初の2桁勝利(10勝)を挙げた。「投手で守り勝つ試合を増やしたい。今季は最後まで(こういう投球をする)、という気持ちでやる」。先発陣の柱の一人として自覚十分だ。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts