「今こそ平和と幸福を」 日本兵訪れた村の男性―インド・コヒマ

東京, 5月9日 /AJMEDIA/

インド北東部ナガランド州コヒマ近郊に住むザプビセ・ルサさん(91)は、地元でインパール作戦当時の日本兵の様子を知る数少ない一人。作戦開始から3月で80年が経過し、ルサさんは「当時戦った英国と日本の和解は進んでいる。今こそ平和と幸福を共に追求していくべきだ」と強調した。

 ルサさんによれば1944年春ごろ、暮らしていた山岳地帯のメゾマ村に50人ほどの日本兵が立ち寄り、約2週間滞在した。村民からコメや野菜を分けてもらうため偽のお金を差し出してきた日本兵もいた。ただ、「村民に危害は加えなかった」という。

 ルサさんは当時11歳。指揮官とみられる男性が使っていた双眼鏡に興味を持ち、ひざの上に乗せてもらい双眼鏡をのぞいたことを覚えている。

 ある夜、村の高台からコヒマ付近で激しい炎が上がったのが見えた。現地で同年4月から6月まで続いた英領インド軍と日本軍の戦いの始まりだったのではないかと話した。

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