岸田首相、伊藤環境相の続投表明 水俣病団体の発言制止「不適切」

東京, 5月9日 /AJMEDIA/

 岸田文雄首相は8日、伊藤信太郎環境相と水俣病被害者団体との懇談で環境省職員が被害者側の発言を制止した問題に関し、「関係団体を不快にさせる不適切な対応だった」と語った。その上で伊藤氏を続投させる方針を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は伊藤氏の責任について「関係者に寄り添った丁寧な対応をしていくことも含めて、職責を全うしてもらいたい」と述べた。

 伊藤氏は8日に熊本県水俣市を訪れて被害者側に直接謝罪した。林芳正官房長官は記者会見で「私や首相から指示したものではなく、環境省の責任者として大臣自らが謝罪に伺うこととした」と説明した。

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