レアル、価値あるドロー ビニシウス、敵地で2得点―サッカー欧州CL

東京, 5月1日 /AJMEDIA/

 後半のわずか数分間で2失点。レアル・マドリードは、7万5000人で埋まった敵地で瞬く間に逆転を許した。この苦境を乗り越える底力こそ、レアルの真骨頂だ。

 後半も残り10分を切った終盤、ロドリゴが倒されてPKを獲得。ビニシウスは耳をつんざく指笛とブーイングを物ともせず、同点ゴールを蹴り込んだ。「この大会は負けないことが重要。まだ負けていないからここにいる」。欧州CLで今季無敗のチームを誇った。

 立ち上がりは完全にバイエルン・ミュンヘンのペース。嫌な流れを変えたのもビニシウスだった。前半24分、クロースの鮮やかな縦パスに反応し、冷静に先制ゴール。23歳のブラジル代表は、欧州CL準決勝で3季連続得点と頼もしい。

 史上最多14度の優勝を誇るスペインの名門が、アウェーで価値ある引き分けに持ち込んだ。第2戦の舞台は本拠地サンティアゴ・ベルナベウ。ビニシウスは「ホームで魔法のような夜を過ごし、レアルにとってふさわしい舞台に導きたい」。サポーターの大声援を背に、2季ぶりの決勝進出を誓った。

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