井上拓、兄弟防衛期す ユーリ阿久井、武居らも世界戦―ボクシング

東京, 5月2日 /AJMEDIA/

 プロボクシングの興行が東京ドームで34年ぶりに行われる6日には、スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)の防衛戦の他にも世界戦3試合が行われる。

 井上尚の弟で世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者井上拓真(大橋)は同級1位石田匠(井岡)と対戦。WBAフライ級王者ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、同級3位桑原拓(大橋)の挑戦を受ける。キックボクシングのK―1元王者武居由樹(大橋)は、世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者のジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑む。

 【井上拓―石田】井上拓は2月24日の初防衛戦から短い間隔での試合。KO勝ちした前戦のような積極的なファイトで、兄弟そろっての防衛を狙う。32歳の石田は7年ぶりの世界挑戦で、悲願の戴冠を目指す。

 戦績は井上拓が19勝(5KO)1敗、石田が34勝(17KO)3敗。

 【ユーリ阿久井―桑原】ユーリ阿久井は初防衛戦。ベルトを獲得した1月の試合は冷静な対応力が光って判定勝ちしたが、右の強打で倒し切る力もある。桑原は2021年7月の日本タイトル戦で敗れた相手に雪辱し、初の世界戦で王座奪取を期す。

 戦績はユーリ阿久井が19勝(11KO)2敗1分け、桑原が13勝(8KO)1敗。

 【武居―モロニー】WBO5位の武居はプロボクシングでは9戦目。技術的にはまだ粗削りながら、一発で倒せる強打が魅力だ。経験豊富な王者を慌てさせるパンチを放って、主導権を握れるか。

 戦績は武居が8戦全勝(8KO)、モロニーが27勝(19KO)2敗。

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