東京, 1月5日, /AJMEDIA/
京都の華道の家元「池坊」で、門下生たちが上達を願ってことし初めて花を生ける、新春恒例の「初生け式」が行われました。
京都市中京区にある「池坊」の初生け式は、室町時代から続くとされる新春恒例の行事です。
ことしは全国各地からおよそ700人の門下生が参加し、まず、若手の門下生30人あまりが華道発祥の地とされる六角堂を参拝しました。
このあと道場にうつり、次期家元の池坊専好さんからアドバイスを受けながら花を生けていました。
専好さんも梅やこちょうらんを使って花を生けました。
テーマは「つながる」で、新型コロナや戦争で分断された日常が再びつながり、和やかな景色が広がることを願ったということです。
名古屋市から参加したという20歳の大学生は、「未来に向かう気持ちを表現できるよう花や枝の向きにこだわって、気持ちよく生けることができました」と話していました。