パリ五輪へ準備着々 タヒチ合宿で本番の波経験―サーフィン

東京, 4月4日, /AJMEDIA/

サーフィンの日本代表が来年のパリ五輪へ向けて着々と準備を進めている。2月下旬から会場となる南太平洋の仏領ポリネシアのタヒチで合宿を実施。男女計18人が参加し、本番の海の特徴を把握した。
 タヒチの波は高くて強く、日本の海とは全く異なる。合宿では、普段からハワイなどで大きな波に乗り慣れている東京五輪代表の前田マヒナらと、国内を練習拠点にしている選手では対応力に大きな差があったという。日本代表の宗像富次郎監督は「経験が大事。やっていないと勝てない」と実感した。
 合宿を手伝った地元出身のプロサーファーからは多くの助言をもらえた。宗像監督は「8分に1回大きな波が2セットで来るから2番目の波がいいとか、彼は的確だった。(波の)崩れ方はパターンがあるから体で覚えろとも」。乗りやすい波が来る方向も常に同じ。経験を重ねればパターンをつかみやすいと分かったことは大きな収穫だった。
 日本連盟は3月20日、パリ五輪特別強化指定選手の男子14人、女子8人を発表。次回のタヒチ合宿には、この中から選ばれた選手が参加する。メダル2個を獲得した東京五輪の会場は比較的穏やかな波だったが、タヒチでは一転するのがほぼ確実とみられる。厳しい海で結果を出すための努力が続く。

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