日本食親善大使に飯田さん 日系2世「ブラジル人に体験を」―サンパウロ

東京, 5月10日 /AJMEDIA/

ブラジルで日本食の普及に取り組む「親善大使」に日系2世の飯田龍也アレシャンドレさん(48)が任命され、8日に在サンパウロ日本総領事館で式典が行われた。農林水産省が任命する親善大使はブラジルで2人目。

 ブラジルは世界最大の日系社会を抱え、日本食の市場拡大に向けた機運が高まっている。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ブラジルで日本食を提供する飲食店は1万6000店を超える。今月には現地を訪れた岸田文雄首相が演説で「サンパウロではマクドナルドよりテマケリーア(手巻きずし店)の方が多い」などと紹介した。

 飯田さんは、日本酒文化のPRに貢献した人に日本酒造青年協議会が与える「酒サムライ」の称号も持ち、日本酒と料理とのペアリングを紹介してきた。式典では「ブラジルでは日本食に対する知識が浅い。(イベントなどを通じた)体験の機会を増やしていきたい」と抱負を語った。

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