リベンジ果たした守護神 意欲尽きぬベテラン西川―ACLサッカー・浦和

東京, 5月7日, /AJMEDIA/

浦和の守護神、西川には忘れられない光景がある。2019年、今回と同じアルヒラルとのACL決勝。敵地での第1戦は累積警告で出場できず、0―1から逆転を狙ったホームの第2戦で0―2の完敗を喫した。
 試合後の表彰式。真っ赤に染まっていた埼玉スタジアムの真ん中で、青いユニホームの選手たちに優勝トロフィーを掲げられた。「目に焼き付けている。きょうは絶対、笑って帰りたいという強い感情があった」。今回は、歓喜の中心にいた。
 来月で37歳になるが、成長へ意欲は尽きない。ベテランに大きな刺激となったのが昨季就任したスペイン人のミレGKコーチとの出会いだ。
 位置取りやシュート対応を学び直し、どう失点を防げたかを徹底的に追究。以前はすぐに気持ちを切り替えていたが、悔しさが残るようになった。「解決方法があるのは、守備でも攻撃でも非常に落ち着いていられる理由になっている」。心身の充実につながっている。
 アルヒラルとの第2戦は、自身の判断ミスによる相手との激しい接触からスタートし「目が覚めた」。その後は再三の好セーブを見せて無失点。GKにとって最高の形で、自身2度目のアジア制覇を果たした。

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