スタイル貫いて見えた差 サッカー日本代表、本番へ生かせるか

東京, 6月7日, /AJMEDIA/

 強敵に挑んでこそ、今の日本の実力が分かる。歴戦の長友は「今まで何もできなかったブラジル戦と比べると、手応えを持てた」。敗れはしたが、果敢なスタイルを貫いた。
 開始早々にポストを襲われるピンチから始まったが、ブラジルとの過去4戦で失点した前半20分をしのいだ。前線からのプレスを回避されても、素早い帰陣で粘り強く対応。うまく囲い込む場面もあった。
 瞬時にボールを奪い返そうとする王国に対し、最終ラインは逃げることなく組み立てに挑んだ。W杯で戦うドイツ、スペインに共通する部分でもある。失点につながりかねない危険なミスはあったものの、森保監督は「途中でやめていたら防戦一方になっていた」と評価した。
 失点はPKによる1点。時間は後半32分。守備に追われて疲弊し、後手に回った中でのファウルだった。苦しい終盤をどう耐えるかは、4年前のロシア大会で2―0から逆転されたベルギー戦の教訓でもある。
 新しい国立で初の国際Aマッチは、森保ジャパン50試合目の節目だった。伊東や三笘らの見せ場はあったが、指揮官は本番までに問われるのは「攻撃力」ときっぱり言った。体感した世界との差をあと半年で縮めていく。

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