現場や地元、献花絶えず 安倍氏銃撃から1週間

東京, 7月15日, /AJMEDIA/

 安倍晋三元首相が街頭演説中に凶弾に倒れてから15日で1週間となった。奈良市の現場や地元・山口県下関市、母校の成蹊学園がある東京都武蔵野市などでは、この日も献花台に花を手向ける人が絶えなかった。
 現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前には朝から大勢が足を運んだ。2回目の献花に来たという同市の主婦(35)は「1週間たっても悲しい気持ちは癒えない」と心境を吐露。今秋に国葬が行われることに「皆で送ってあげられたらいいと思う」と賛意を示した。
 京都市から来た男性(64)は「いまだに整理がつかないし、寂しいけど安らかに眠っていただきたい」と涙ながらに語り、「これからの政治がどうなってしまうのか心配」と憂えた。
 安倍氏の地元、山口県下関市の事務所に設けられた献花台にも支援者らが次々と姿を見せた。同市の自営業福島洋太郎さん(44)は「今も言葉にならない。自分の店にご夫婦で声を掛けてくれ、とても気さくな方だった」と悲痛な表情。一緒に訪れた同市の会社員畑部麻衣子さん(49)は「事件の衝撃と喪失感でいっぱいの1週間だった」と振り返った。
 安倍氏が小学校から大学まで通った成蹊学園。献花台には学生や市民らが相次いで手を合わせた。
 安倍氏と同じアーチェリー部に所属する成蹊大2年の男子学生(20)は「会ったことはないが大先輩。部活の未来を築き上げていきたいという思いで花を手向けた」と話した。

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