死亡乗客、運転席後方の座席か トラックドライバー関係先捜索―所属会社社長が謝罪・北海道バス事故

東京, 6月20日, /AJMEDIA/

北海道八雲町で高速バスとトラックが衝突し、5人が死亡した事故で、亡くなったバスの乗客3人が運転席すぐ後ろの前方右側の3列に座っていたとみられることが19日、道警やバス運行会社への取材で分かった。トラックが対向車線にはみ出してバスの前方と衝突したとみられ、道警が詳しく調べている。
車体えぐれ、ガラス散乱 現場騒然、住民ら驚き―バス・トラック衝突事故・北海道

 道警は同日夜、死亡したトラック運転手が所属する養豚会社「日本クリーンファーム」の道南事業所(八雲町)を、死亡した乗客1人に対する自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で家宅捜索。同運転手宅については20日以降、捜索するとみられる。
 運行会社「北都交通」(札幌市)によると、バスは3列シートで、函館市職員の若崎友哉さん(33)とパート従業員の高清水忍さん(57)、高橋裕美さん(55)の3人は、運転席とトイレの間に挟まれた前方窓際の3席を予約していた。道警によると、バスは興膳孝幸さん(64)が乗っていた運転席やこの3席の損傷が著しいという。
 一方、トラック運転手の梶谷誠さん(65)が所属する日本クリーンファームの吉原洋明社長が19日、同社道南事業所で取材に応じた。「当社の車が中央線を越えてバスにぶつかったと認識している」と述べ、「ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪した。

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