奈良地裁に不審物届く 山上被告の手続き中止―安倍氏銃撃

東京, 6月13日, /AJMEDIA/

12日午前11時15分ごろ、奈良市の奈良地裁に不審な段ボール箱が配送された。金属探知機に反応したことなどから、地裁職員が奈良県警に通報。建物内から職員らを一時避難させるとともに、県警の爆発物処理班が運び出したが、危険物は見つからなかった。午後に予定されていた安倍晋三元首相銃撃事件の山上徹也被告(42)=殺人などの罪で起訴=の第1回公判前整理手続きは取り消された。
山上被告、公判前手続きへ 来月12日、非公開で―安倍氏銃撃・奈良地裁

 県警によると、段ボール箱は縦約33センチ、横約28センチ、高さ約26センチで、粘着テープで梱包(こんぽう)されていた。
 捜査関係者によると、差出人は東京都内の人物で、山上被告の公判前手続きの担当者宛てに送られ、同被告の刑の減軽を求める署名入りの書類が大量に入っていたという。
 地裁は手続き中止について、「危険物の可能性があるものが発見され、その処理をしていたため」と説明。山上被告の弁護団は中止を遺憾とした上で「平穏な状況下で手続きが進むことを強く望む」とのコメントを出した。他に民事裁判など17件の期日が取り消された。

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