天皇陛下、ジョクジャカルタ訪問 砂防事務所を視察―インドネシア

東京, 6月22日, /AJMEDIA/

【ジョクジャカルタ時事】インドネシア滞在中の天皇陛下は21日、ジャワ島中部のジョクジャカルタを訪問された。皇后さまは当初の予定通り、首都ジャカルタにとどまった。
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 陛下は現地時間午後1時15分ごろ、政府専用機でジョクジャカルタ空港に到着。ライフワークとする水問題の一環として、日本の技術支援で整備された砂防技術事務所を視察した。日本の協力に伴い、「SABO」はインドネシア語としても定着しており、案内役のバスキ公共事業・国民住宅相から、同事務所の技術が周辺国にも生かされていると説明を受けると、陛下は「砂防を世界に紹介してくれて感謝します」と述べた。
 夜にはクラトン宮殿を訪問。ジョクジャカルタ特別州知事でスルタン(イスラム王侯)のハメンクブオノ10世夫妻と面会し、スルタン家に伝わる宝物や伝統舞踊、影絵芝居「ワヤン・クリット」などを鑑賞後、同10世主催の晩さん会に出席した。陛下は古文書を見て「これは何世紀ぐらいのものですか」と尋ねていた。
 上皇ご夫妻も1991年、同国を訪れた際、同10世に面会している。

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