東京, 7月30日, /AJMEDIA/
台風５号は２９日夜、奄美地方北部の海上を西北西へ進んで通過した。九州南部や奄美、四国の太平洋側では雨が強まり、気象庁は３０日まで大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。強風や高波にも注意が必要。
５号は３０日には東シナ海を中国大陸方向に進み、３１日午後までに熱帯低気圧に変わると予想される。
５号は３０日午前０時、鹿児島県・屋久島の西約１４０キロの海上を時速３５キロで西北西へ進んだ。中心気圧は１０００ヘクトパスカル、最大風速２０メートル、最大瞬間風速３０メートル。北東側５６０キロ以内と南西側３７０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。
鹿児島県枕崎市や高知県土佐清水市では３０日午前０時２０分までの３時間雨量が５３ミリとなった。
３０日午後６時までの２４時間予想雨量は多い所で、九州南部と四国２５０ミリ、奄美１５０ミリ。その後、３１日午後６時までの同雨量は、九州南部１００～２００ミリ、四国と奄美１００～１５０ミリ。
３０日にかけて予想される最大瞬間風速は九州南部と奄美で３０メートル。波の高さは九州と奄美、沖縄で４メートル。
