九州北部と中国西部で大雨 福岡など線状降水帯発生―東・西日本、20日まで警戒

東京, 7月19日, /AJMEDIA/

 前線を伴う低気圧が日本海西部を東へ進んだ影響で、18日深夜から19日午前にかけては九州北部や中国西部で大雨になった。気象庁は山口、福岡、佐賀、大分各県に発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生したとの顕著な大雨に関する情報を相次いで発表し、安全確保を呼び掛けた。
 低気圧は20日午前に東北地方を通過して午後に三陸沖へ進む一方、前線は東・西日本に南下し、大気の不安定な状態が続く見込み。大雨による土砂災害や河川の増水、低地の浸水に警戒し、落雷や突風、ひょうに注意する必要がある。
 大分県日田市では19日午前3時45分までの1時間に81.5ミリの猛烈な雨が降った。山口県美祢市では午前3時40分までの12時間雨量が213ミリとなり、この地点の最多記録を更新した。各地に土砂災害警戒情報が出され、山口県山陽小野田市の一部地域には未明、緊急安全確保が一時発令された。
 総務省消防庁によると、同市では浸水した住宅の住民らが消防に救出された。19日朝までに島根、山口、福岡、佐賀、大分各県で避難指示が計約22万5400世帯、約48万2200人に出された。

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