両陛下、インドネシアの学生と交流 日本語学習「うれしい」―ジャカルタ

東京, 6月21日, /AJMEDIA/

【ジャカルタ時事】インドネシアを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は20日午後、首都ジャカルタ東部のダルマ・プルサダ大を訪れ、学生らと交流された。天皇陛下は、日本語を学ぶ学生らに「興味を持って勉強してくれてうれしいです」と笑顔で応じ、皇后さまは、日本とインドネシアとの「懸け橋に」と声を掛けた。
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 同大は日本への留学経験者らが設立した私立大。日本語教育に力を入れており、1991年には在位中の上皇ご夫妻も訪れた。
 両陛下は日本語学科の10人と懇談。陛下は、慣用句について学ぶ4年生の男子学生から「水くさい」という言葉の由来について紹介され、「テーマが面白いですね」と感心していた。皇后さまは、広島大に留学予定の4年生の男子学生に「充実した生活が送れるといいですね」と話した。
 剣道の初段を目指しているという3年生の男子生徒に、陛下は「私も小学生の頃やっていました。痛かったですね」と話し、皇后さまは「頑張ってください」と声を掛けていた。
 日本のアニメ「NARUTO(ナルト)」が好きだと話す3年生の男子学生に、陛下が「私は徳仁(なるひと)です」と応じると、周囲が笑いに包まれる一幕もあった。
 これに先立ち両陛下は同日午前、ジャカルタ南部のカリバタ英雄墓地を訪問。英霊碑の前で約2分間の黙とうをささげ、供花台に花輪を手向けて深く一礼した。ジャカルタ中央部にある国立博物館にも立ち寄り、5世紀の治水工事に関する記述が刻まれた「トゥグ碑文」などを見学した。
 午後には西ジャワ州の職業専門高校も訪問。在留邦人や国際協力機構(JICA)海外協力隊員とも面会した。

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