世界最大級、モザイク画修復 8世紀の宮殿、日本支援でよみがえる―パレスチナ

東京, 10月31日, /AJMEDIA/

パレスチナ自治政府が、ヨルダン川西岸エリコで修復していた8世紀のモザイク画を公開した。7~8世紀に栄えたウマイヤ朝の時代に築かれた「ヒシャム宮殿」で、836平方メートルにわたって描かれ、世界最大級のモザイク画の一つとみられている。修復の費用1200万ドル(約13億円)は日本が支援した。

 28日のモザイク画公開に際し、専門家は「パレスチナ産の石が500万個も使われていた」と壮大な作品を解説した。草花や幾何学模様に加え、鹿を攻撃するライオンは「戦争」、草食動物ガゼルは「平和」の象徴と考えられている。宮殿は19世紀に再発見され、砂に埋もれたモザイク画が見つかったのは20世紀になってからだった。

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