“ハリー・ポッターに登場”球技 日本代表男性 町長訪問 三重

東京, 6月30日, /AJMEDIA/

ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場するスポーツをもとにした球技「クアッドボール」の日本代表に三重県紀北町に住む男性が選ばれ、ワールドカップを前に28日、町長を訪問し、意気込みを語りました。
「クアッドボール」は、魔法使いの少年の冒険と成長を描いたファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場する「クィディッチ」というスポーツをもとにした球技です。

1チーム7人の選手がほうきに見立てた棒にまたがり、ゴールの輪っかにボールを入れるなどして点数を競います。

来月15日からアメリカで2日間にわたって開かれるワールドカップに、日本代表が初めて出場し、代表メンバーの1人に、紀北町で外国語指導助手を務めるニコラス・ゴベアーさんが選ばれました。

アメリカ出身のゴベアーさんは、5年前に来日し、ふだん町内の小中学校や保育園で英語を教えながら、土日に東京でクアッドボールの練習に励んでいるということです。
28日、ゴベアーさんは、紀北町役場を訪れ、尾上町長から「紀北町の先生としてワールドカップに送り出せるのはありがたい。おめでとうございます」と祝いのことばを受けました。

ゴベアーさんは、「意外にタックルが多いスポーツなので、倒れないプレーでチームを引っ張りたい。目標はクアッドボールの世界に日本の名前を刻むことです」と意気込みを語りました。
「クアッドボール」とは、「ハリー・ポッター」シリーズに登場する「クィディッチ」というスポーツをもとにした球技で、世界40か国以上でプレーされています。

男女混合で、1チーム7人の選手がほうきに見立てた棒にまたがってプレーするのが特徴です。

選手たちは4つのポジションに分かれて
▽得点をとるための「クアッフル」、
▽相手を妨害する「ブラッジャー」、
▽試合を終了させる「スニッチ」の3種類のボールを使い得点を競います。

「クアッフル」をゴールの輪っかに入れると得点になりますが、棒を落としたり、「ブラッジャー」を当てられたりすると、いったん自分のチームのゴールまで戻らなければいけません。

日本代表に選ばれたニコラス・ゴベアーさんは、「体力を使いますが、ゴールの後ろなどに動いてもよい自由さが魅力です。歴史の短いスポーツだから経験が少なくてもすぐ上手になれます」と話していました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts