河合優実「どこまでも真剣に、誠実に」 映画「あんのこと」で不遇な主人公、上映会で舞台あいさつ

東京, 5月10日 /AJMEDIA/

 俳優の河合優実が8日、東京都内で開催された映画「あんのこと」(入江悠監督)の先行上映会に佐藤二朗、稲垣吾郎と共に出席し、舞台あいさつを行った。

 今作は、少女の壮絶な人生が書かれた新聞記事に着想を得て、入江監督が脚本を手掛けた人間ドラマ。幼い頃から母親に虐待されるなどして過酷な日々を送る主人公・杏役を務めた河合は、「とても強い気持ちで、大切に触らないとできない役だと思っていた」と言い、「どこまでも真剣に、誠実に演じることに徹していた」とも語った。

 さらに、「これまでも、これからも(杏は)特別な役だと思っている。これを経験できたことはすごく大きかったし、自分の糧や支えになるだろうな」と思い入れの強さも見せた。

 一方、杏を支えようとする刑事役の佐藤は「不遇な少女を救おうとする(役の)気持ちは本当だと常に頭に置いていた」と撮影を振り返った。取材を通じて杏と出会う記者役を演じた稲垣も「杏の心の叫びを届けたい思いで演じた」と話していた。6月7日公開。

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