赤十字国際委、捕虜収容所への攻撃非難 現地入り「ロシアが認めず」、墓地準備か

東京, 8月1日, /AJMEDIA/

 赤十字国際委員会(ICRC)は31日、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派支配地域にある捕虜収容所が攻撃され、約50人のウクライナ兵が死亡した事件を「強く非難する」とツイッターに投稿した。ICRCは負傷者支援のため現地入りを求めているが、まだ実現していない。
 事件は29日、中心都市ドネツク近郊エレノフカの収容所で起きた。ロシア国防省は先に、原因調査のため「国連とICRCの専門家を招待した」と説明したが、ICRCは「(現地入りを)認められていない」と否定した。
 ロシア国防省は「米国がウクライナに提供した高機動ロケット砲システム(HIMARS)で攻撃された」と主張している。ウクライナ側は爆発が収容所の内部で起きたとみており、ロシア側が拷問を隠蔽(いんぺい)するための自作自演だと非難。ゼレンスキー大統領はロシアを「テロ国家」と呼び糾弾している。
 事件前後の衛星画像を分析した複数の専門家のツイッター投稿によると、収容所の敷地内にあらかじめ穴が掘られ、埋葬に使用された形跡があるという。

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