独CDU党首にメルツ氏就任へ メルケル路線転換、保守回帰

東京, 12月18日, /AJMEDIA/

ドイツの中道右派政党、キリスト教民主同盟(CDU)は17日、新党首を選出する党員投票で、フリードリヒ・メルツ氏(66)が勝利したと発表した。来年1月21、22日に行われる党大会での代議員投票で正式決定するが、結果は覆らない見通し。
 メルツ氏は弁護士出身で、経済界に近い保守派。2002年の総選挙でCDUが政権奪還に失敗した後、当時党首だったメルケル前首相の要求で会派トップの院内総務の地位を追われ、メルケル氏とは確執がある。
 脱原発などメルケル氏のリベラル色が強い政策にも批判的だった。今月に中道左派・社会民主党(SPD)主導の政権が誕生し、CDUが16年ぶりに野党に転落する中で、メルツ氏はメルケル路線を転換し、保守回帰を進めるとみられる。

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