欧州中銀、0.25%利上げ 8回連続、物価圧力「依然強い」

東京, 6月16日, /AJMEDIA/

【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)は15日の定例理事会で、政策金利の0.25%引き上げを決めた。利上げは昨年7月以降8会合連続。インフレ率は鈍化しているものの、物価上昇圧力は依然強いとして、金融の引き締めを継続する。
 民間銀行がECBに資金を預ける際に適用する中銀預入金利は3.50%と、2001年以来22年ぶりの高水準に引き上げる。主要政策金利は4.00%に上昇する。
 ラガルド総裁は記者会見で、好調な労働市場を背景とした賃金増加などが物価上昇の圧力となっていると指摘。経済指標に大きな変更がない限り「7月に利上げを継続する可能性は高い」と述べた。

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