宮城県内の小中学校 給食の牛乳飲んだ児童生徒がおう吐や腹痛

東京, 04月26日 /AJMEDIA/

25日に宮城県内の小中学校の給食で出された牛乳を飲んだあと、おう吐や腹痛などの症状、それに味の違和感を訴える児童や生徒などが相次いでいることがわかりました。NHKが調べたところ、同じような訴えは、少なくとも県内の7つの市と町の小中学校あわせて47校から寄せられていて、牛乳を製造した業者は学校への提供を停止し原因を調査しています。

仙台市教育委員会によりますと、市内の小中学校で、25日の昼の給食で出された牛乳を飲んだ複数の児童や生徒がおう吐や腹痛、それに味の違和感などを訴えていることがわかりました。

これまでに市内の20の学校から同じような報告があり、市の教育委員会は、給食での牛乳の提供を当面見合わせるということです。

NHKが、牛乳を製造した東北森永乳業が出荷した牛乳を給食に出していた、宮城県内の自治体に取材したところ、これまでに7つの市と町の合わせて47校から同じような症状や、味が変だと訴える報告があったということです。

このうち岩沼市内では、8つの小中学校の児童・生徒のうち、およそ300人が牛乳を飲んで味が変だと訴え、なかには腹痛などの体調不良を訴えている児童や生徒もいるということです。

各自治体では、学校に対して体調に変化があった児童・生徒がいた場合は、すぐに連絡するよう伝えているということです。

また、東京に本社がある森永乳業によりますと、仙台市の東北森永乳業はグループ会社で、牛乳は仙台市宮城野区の本社で製造し、県内の学校に提供していたということです。

今回の事態を受けて、26日から学校への牛乳の提供を停止しているということで、会社側が原因を調査しています。

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